1.始めの一歩 記念すべき「第一回」は、なにはともあれプログラムを作成して動かすことから 始めます。 この時点でつまづいてしまう方は、筆者宛てにメールを下されば、出来る限りの アドバイスをさせて頂きます。但し、返事の期限は保証いたしかねます。 それでは本題です。 まず、下記の3行を「hello.c」というファイルに打ち込みコンパイルをして下さい。 #include <stdio.h> main() { printf("hello!\n"); } 早速DOSとUNIXの違いが出てしまいましたので説明します。 それは、「\n」です。 \nは、改行を表わす記号なのですが、UNIXの一部では¥が表示出来ない為に/を 反対にしたバックスラッシュ(\)を使用します。 さて、コンパイルできましたでしょうか? コンパイルが終わると、DOSでは「hello.exe」、UNIXでは「hello」が作成 されます。 但し、これはコンパイルオプションを指定した場合で、UNIXでは 「cc -o hello hello.c」とすれば「hello」ができますが、オプションなしで 「cc hello.c」としてしまうと「a.out」と言う実行プログラムが作成されますので、 この場合は「mv a.out hello」で変更します。 それでは「hello」を入力して、実行して下さい。 どうですか? 画面に「hello!」が表示されましたか? これが、C言語のスタートです。 あまりにも簡単過ぎましたか? クリア出来た方は、更に先へ進みましょう! 今回の学習項目 1)#include <stdio.h> #includeとは他で定義されている事柄をとり込むと言う指定です。 従って、標準入出力のヘッダーファイル「stdio.h」をとり込みます。 2)main(){...} これは、関数を定義しています。 C言語では一番最初にmain()と言う関数が実行される決め事に なっています。 3); 各命令や関数の最後には必ず;(セミコロン)を付けます。 4)printf これは、()内の内容を表示する。と言う関数です。 実際には"hello!\n"となっていたので、hello!を表示して改行しました。