2.計算しよう

   固定の文字が表示出来たら、今度は変化する内容を表示してみましょう。
  まずは、数字を計算して表示しましょう。
  下記の7行を打ち込み後、コンパイルしてから実行します。

  #include <stdio.h>
  main()
  {
   int x = 10, y = 0;
   y = x + 5;
   printf("x[%d], x + 5 = [%d] \n", x, y);
  }

  さて、いかがですか?

  \nは第一回の通りですので注意して下さい。

  今回の学習項目
   1)int
     これは、変数の型を整数として定義すると言う意味です。
     他にもたくさんありますが、代表的な物を紹介すると、
      文字列を宣言するchar
      intより大きい整数のdouble
      小数を宣言するfloat
     等です。
      使用方法は、おいおい説明します。
     今回は、xとyを定義しました。
     それぞれ、「=数字」がついていますが、初期値を定義している為で必須では
     ありません。但し、初期化せずに使用して痛い目に会う事がよくあります。
   2)y = x + 5;
     これは、yへ「x+5」を代入しなさい、と言う命令です。
     最初にxへ10を代入しているので、yへは15がセットされます。
   3)printf
     前回もprintfは出てきましたが、今回はちょっと違いますね。
     結果をみれば想像がつくと思いますが、""で挟まれた文字列の%dの部分に
     変数の値がセットされます。
     具体的には、左の%dにはxの値、右の%dにはyの値が入ります。
     この%dの数と表示させたい変数の数は、必ず合わせて下さい。
     この対応がとれていないばかりに、エラーが出る事はざらです。
   4)%dは整形
     前の続きとなりますが、あえて項目を分けます。
     この%dは、数値を代入すると表示出来るように整形すると言う物です。
     実際にはxに10が入っていたので[10]と表示されたり、yが15なので
     [15]と言う表示をします。
     更にxの方を%5dとして実行するとどうなるでしょうか?
     [   10]と前に3桁分のスペースが表示されて桁数が5桁になります。
     また、%05dに変えたらどうでしょうか?
     [00010]となり、前のスペースが0に変わっている事でしょう。
     %dで他にも整形方法はありますが、この位にします。
   5)%dの仲間たち
     またまた前の続きです。
     今度は%d以外について代表的な物を紹介します。
     但し、使用方法はおいおいです。
      文字列を表示する%s
      一文字のみ表示する%c
      16進表示の%xや%X(英字の表示が大文字と小文字で違います。)
     今回はこの位にしておきます。